逃げ出したかった、怠け者の自分 ~その1~

例えば仕事で失敗してしまったり。
例えば誰かを傷つけてしまったり。

何か「ミス」をして自分自身から逃げ出したいと思ってしまうこと、ありますよね?
そんな「いたたまれない」自分を見つけたら。

その裏側には、自分を認められない「自分」がひっそりと隠されています。

「逃げ出したい気持ち」は、その場所にいるのが辛いということ。

では、どうしてつらいのでしょう?
なぜそのつらさがやってくるのでしょう?

これからお話しする、私自身のヒプノ体験が、何かのキッカケになっていただけたらと思います。

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私は先日、勉強会でクライアント役をやりました。
幼児期退行の実習の時です。

テーマは「怠け者の自分」のもやもやを何とかしたい、というもの。

最初に行うカウンセリングで出てきたイメージは、
小学校3、4年生のころの記憶でした。

お恥ずかしい話、そのころの私は、
なぜか大量におねしょやお漏らしをしてしまう癖がありました。
そして事件はお友達の家に泊まりに行ったときに起こったのです。

朝目が覚めて、そこまでは良かったのですが、
友達とふざけているうちに、つい、お漏らしをしてしまったのです。

後になって、お泊りに行ったうちのお母さんから、裏でこっそり
「怒らないから、正直にいってね。おねしょしたでしょ?」
こういわれたときに、私は思いっきり首を横に振りました。

どうしても認めない私を見かねて、そのうちのお母さんは、私の母にそのことを告げました。
そして私の母からそのことを私に言われたのですが、
それでも頑なに認めず、首をぶんぶん横に振る私をみて、
大人があきれ返っていたのを思い出したのです。

この時、恥ずかしいとか情けないとか、そういう気持ち以上に、
「認めたくない!」と何かストップがかかったのを思い出したのでした。

でも、これがなぜ「怠け者」につながるのか、正直その時はわかりませんでした。
ただ、なんとなく一貫性があるような気がして、
ヒアリングの際にこのことをセラピスト役の生徒さんにお伝えしておきました。

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いざセッションの時、最初に出てきたイメージは、
2,3歳のころの小さな私でした。
家の中で、なんだかもじもじしています。

両手でスカートを上に引っ張り上げ、口にくわえています。
もちろんパンツ丸出し。
近くには、生まれてまだ間もない弟がいるようです。

母は、近くに買い物に行っているようで、私と弟はどうやら留守番中のようです。

状況がよくわからないため、セラピストさん役の生徒さんにお願いして早々に大人の自分をこの場面に登場させ、まずは状況を確認してもらうことにしました。

<その2に続く>

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