私が幼児期退行の練習台になった時に観た、幼少期のトラウマ解消体験談です。
前回はこちら↓
ちいさな傷と大きなトラウマ ~その1~
まだ2歳だった私は、弟を脇目に一人で絵をかいて遊んでいました。
特に何かをするわけではなく、今はそんなにおかしな気分でもありません。
おそらく、まだ本来見るべきシーンに入っていないのは明らかでした。
そこで、もう少し時間を進めてもらおうと思い、生徒さんに「場面を移動してください」とお願いをしたところ。
・・・なんと、時間が蒔き戻ってしまいました。
戻った私は、2歳の時の誕生日当日に入っていました。
時間は夕暮れ、良くわかりませんが、なんだかワクワクしています。
ほどなく、おなかの大きな母が帰ってきます。
母に聞くと、これから「誕生会」というものをする、というのです。
小さな私は、「誕生会」はまったく理解していないようでしたが、
それがなんだかうれしくて楽しくて、くすぐったいような感覚をもっていたのです。
母は、近くのお店で買い物をしてきたらしく、
ビニール袋を提げて台所に消えていきました。
そしてしばらくすると、今度は父がケーキの箱を持って帰ってきました。
4号ぐらいの小さなケーキですが、
それが何かうれしいものだ、というのは直感的にわかります。
だんだんソワソワしてきます。
そして、お誕生会がはじまりました。
私から見たら大きなケーキが目の前にあり、
ふー!っとロウソクを消して、とってもご満悦の様子。
嬉しくて、ご飯もケーキもたくさん食べました。
この時は幸せの絶頂だったのですが。。。
その夜、事件は起こるのです。
<続く>