モヤっとする怠け者の感じと逃げ出したい気持ち、子どものころに何度かぶり返したお漏らし、そしてお姉ちゃんのブロックは、まさに一つの細い鎖でつながれていました。
逃げ出したい気持ちは、失敗したことへの自分への失望感。
モヤっとする怠け者の感じは、母に甘えたい心の裏返し。
そして、おねしょはその不満足感を象徴する行為でした。
これらは、全て「お姉ちゃんである」という強力なブロックに根付くものだったのです。
自分でも気が付かない、だけどとても強力なロックがそこにはありました。
私は今回のヒプノ体験を通して、人間の心とはシンプルであるがゆえに、自分でも気づくことが難しい根深さがあるということを知りました。
そして、おそらく大量の情報と価値観にまみれた現代社会のあわただしさの中、自分に向き合うこともなく、私のような根深い問題を抱えていらっしゃる方もさぞ多いことだろう、そう思うのです。
自分自身の心に向き合うのは、自分しかいません。
そして、向き合う準備ができていたとしても、ここまでの根深さをさらけ出すまでに、普通どれだけの時間がかかるでしょう。
ヒプノセラピーでは、このような根深い自分自身に対する「価値観の枠組み=ビリーフ」に一気に焦点を当て、解消することができる素晴らしさを改めて知ることができました。
本当にこの仕事をしていて、良かったと思います。
人間の精神、心、魂。。。それらが持つ「真の癒し」の本質は、自らの内に込められた「自分を癒そうとする善い働き」に他ならないのです。
そして全ての人間が、自らをよくしようとする力を内面に持っていることへ驚くのと同時に、内なる性質はやはり「善」なるものなのだと感じるのです。
このストーリーの最後に。
本当に、セラピスト役になってくださった生徒さんには、感謝しております。
初めての幼児期退行実習だったにもかかわらず、粘り強く、私の心の奥底まで深く癒していただきました。
きっとこちらの方は、すぐに良いセラピストになられるだろう、と確信しております(^^)
そしてヒプノが皆様にとっても、より善き明るい未来を創るキッカケになっていただければと願って止みません。